▶︎ワークショップ① 7/19 (土) 〜 20 (日)

「田んぼ、薪割りの仕事から学ぶ身体遣いと芸能」

【初日】田んぼの草取りと舞の身体使い

五つの県、そして海外からの参加者の方々が集い、今年第一回目のワークショップが開催されました。

今年も加藤木朗の作っている田んぼに入り、稲の間の雑草を手で抜きました。今回初めて参加された方も、昨年経験された方も、「これが気持ちいいのよ〜」と、楽しそうに田んぼの土に足を入れていました。

作業の後は『農び会』の皆さんに提供していただいた、新鮮な地元野菜を使ってお昼ご飯。

参加者の皆さんは野菜の美味しさに感激されていました。

お天気に恵まれ、田んぼの作業も無事体験していただけました。

午後は加藤木 朗の指導のもと「鶏舞」の一部をお稽古。難しい舞の動きの、核心の部分に踏み込んだ深い内容でした。

【二日目】薪割りと太鼓の身体使い

午前中は裏山から樹を切り出して来て、太い丸太を自力で運び出すところから。

重いものをどう持ったら軽く感じるかの感覚。

薪が割れる身体の使い方と、太鼓で良い音を出すための意識の仕方の共通点。

動画や文章からでは汲み取り切れない、実際にやってみて初めて身体で実感できるものが沢山あります。

参加者の皆さん、それぞれが多くの学びを得たとおっしゃってくださり、企画した甲斐がありました。遠くからご参加いただき、ありがとうございました!


▶︎自由参加日 9月23日

「OPEN作業DAY」

ワークショップではなく、来れる人が集まり一緒に作業をするOPEN作業DAY。

今年も愛知県からHさんご一家が来てくれました。

12月の収穫祭で縄ないをするために、稲刈り後の藁を束ねて乾かす作業。

さらに秋野菜づくりのために、夏野菜の棚を片付け、さつまいもの試し堀りをしました。

さつまいもは、残念ながらまだ早かったようですが、作業がとても捗りました!


▶︎ワークショップ② 11/1 (土) 〜 2 (日)

「篠笛を作ってみよう、霜月神楽の里で狩猟と芸能のつながりを体感しよう」

【初日笛作り体験】

熊の出没により、急遽会場を杵原学校から伍和高齢者生きがいセンターに移しての開催となりました。

篠笛を自分で作る!ほとんどの方にとって初めての体験です。

竹の表面の焦げを落とすことから始め、バーナーで熱した器具で、歌口や指穴を広げ、更にペーパーで微調整。

「ずっぺ」という中の栓を入れて、頭に蓋をして‥

沢山の工程がありましたが、講師の久保田照男さんと、助手をしてくださった奥様に助けていただきながら、全員、音がきちんと出る笛を完全させることができました!

今回は、南信濃の霜月祭りで使用されている神楽笛と、ドレミ調の笛、それぞれが作りたい物を選んで製作。

自作笛でお祭り参加に意欲を燃やす方も多かったです。

笛作りの後は、阿智村駒場の古民家『つぼや』で、木沢霜月祭り野郎会の平澤一也さんによる、お祭りのお話を伺いました。

高齢化、人口減の続く山あいの集落で、どうお祭りを続けて行くか、後継者を育てて行くか、

まさに全国的な課題です。

それに真正面から取り組み、成功させている貴重なお話。

お祭りの様子の映像も拝見しながら、翌日のワークショップの予習をさせていただきました。

【二日目・鹿の解体体験と霜月神楽講座】

2日目の午前中は南信濃の猟師、益山勝人さんによる、鹿の解体体験でした。

動物の命を獲ること、普段は意識せず人任せになっているが本当は、自分が生きて行くために他の命をいただいているということ、改めて気づいて、考え直すキッカケをいただきました。

益山さんのハンターとしての実力で、昨年に引き続きワークショップに合わせて、鹿を捕獲していただきました。

丸々一頭の鹿を、皮剥から全員で体験させてもらう。こんな貴重な機会は他にありません。

皆さん、かわるがわる真剣な目つきで、鹿をお肉にしていきました。

お昼は、益代さんの奥様の絶品手作り鹿カツカレーをいただきました。

午後は旧木沢小学校へ移動。

講師の木沢霜月祭り野郎会の皆さんをお迎えし、まずはお祭りで飾る『小垂れ』を切らせていただきました。

最初は新聞紙で練習してから、本番の紙へ。

様々な切り方、形があり、それらの意味も教えていただきました。

なんと、このワークショップで切った『小垂れ』は実際のお祭りの日に飾っていただけるとのこと!感激する参加者の皆さん。

その後、広い体育館へ移動し、前日に作った笛でお囃子を習う方と、舞を習う方に分かれて、ご指導いただきました。

お祭りの本日にもお誘いいただきました。

今年もかなり内容の濃い、充実した秋のワークショップとなりました。


▶︎収穫祭 12/7(日)

「収穫祭、しめ縄づくり、奉納舞台」

「芸×農塾 収穫祭」を開催しました。

前日の夜は、遠山霜月祭りに、11月ワークショップで作った笛を持って参加された方もいらっしゃったようです。

【縄ない講座】

大きなビニールシートを広げ、ファシリテーター二人が丸い木の枝で叩いて柔らかくしておいた藁を広げます。

ご指導くださったのは、農び会の中でもしめ縄づくりの得意な3名の皆さん。

まずはオーソドックスなしめ縄から始め、次に「タレ」や「オヤス」と呼ばれる、しめ縄に着けるお正月飾りの作り方を教えていただきました。

ほとんどの参加者の皆さんは、藁で何かを作ること自体が初めて。

まずは藁の余分な葉を落としてきれいに束ね、それから3つに分けて縒りをかけていきますが、なかなか見るのとやるのは大違い。

最初はだいぶ苦戦しましたが、徐々に慣れてきれいに作れるようになりました。

完成したしめ縄と飾りは、お持ち帰りいただきました。これを飾ればきっと良い新年が迎えられること間違いなし!

【奉納舞台】

今年もそれぞれに工夫を凝らし、新しい演目に挑戦した方もいて、お互いの表現を観あって和気あいあいとした雰囲気で終了しました。

【まとめ】

最後に、これまでの芸×農塾での取り組みを振り返り、それぞれの方のご感想をお話していただき、締めくくりの会。今後の芸×農塾への期待の声も多数いただき、企画者としてとても嬉しかったです。

今年の芸×農塾でご指導いただきました講師の皆さま、撮影してくださった伊那谷サラウンドの皆さま、信州アーツカウンシルの皆さま、大変お世話になり、お力添えをいただき有難うございました。

全国、海外からもご参加くださった皆様、ありがとうございました。

また来年も、阿智村で皆様とお会いできますのを楽しみにしております。